「吃音があっても、本当に就職できるの?」その疑問、解決します
「電話対応が怖い」「面接で言葉が詰まったらどうしよう」「吃音のことを説明すべき?」――吃音症のある大人の方から、こうした不安の声をたくさんいただきます。
実は、多くの方が同じような悩みを抱えています。吃音があることで就職活動に踏み出せない、過去に職場で辛い経験をしたという方は少なくありません。でも、安心してください。適切なサポートがあれば、吃音があっても自分らしく働ける職場は必ず見つかります。
本記事では、吃音症のある大人の方からよく寄せられる質問に、大阪の就労移行支援事業所「にこにこワークス」がお答えします。基本的な制度の疑問から、「自分にもできるか」という不安、具体的なサポート内容まで、Q&A形式でわかりやすく解説していきます。
基本的な疑問を解決!就労移行支援ってどんな制度?
Q1. 就労移行支援とは何ですか?吃音症でも利用できますか?
A. 就労移行支援は、障害のある方の就職と職場定着を支援する福祉サービスです。もちろん、吃音症のある方も対象になります。
障害者総合支援法に基づく公的制度で、一般企業への就職を目指す障害者の方に、職業訓練や就職活動のサポート、そして就職後の定着支援まで、総合的な就労支援を提供します。大阪にある「にこにこワークス」では、発達障害や精神障害のある方だけでなく、吃音症で悩む大人の方の社会復帰も積極的に支援しています。
吃音症は「言語機能の障害」として、精神障害者保健福祉手帳や身体障害者手帳の対象となる場合があります。手帳の有無に関わらず、医師の診断や自治体の判定により利用できるケースもあるため、まずは相談してみることが大切です。
Q2. 私のような症状でも対象になりますか?
A. 吃音の程度に関わらず、就労に困難を感じている方が対象です。「軽度だから」と遠慮する必要はありません。
にこにこワークスでは、18歳から65歳未満の方で、就労を希望する障害者の方が利用できます。吃音症の場合、症状の重さよりも「就労においてどのような困難があるか」が重要です。
たとえば、Bさん(28歳・男性)は「軽度の吃音だから支援は必要ない」と思っていましたが、実際には電話対応や会議での発言に強い不安を感じていました。にこにこワークスで吃音の特性に配慮した職場環境の選び方や、自分の状態を説明する練習をした結果、現在はデータ入力を中心とした事務職で活躍しています。
「自分は対象かな?」と迷ったら、まずは気軽に相談してみましょう。大阪の各区の障害福祉課や、にこにこワークスに直接問い合わせることもできます。
Q3. 利用料金はかかりますか?期間はどれくらいですか?
A. 多くの方は無料で利用でき、標準利用期間は2年間です。費用の心配なく、じっくり準備できます。
就労移行支援の利用料は、世帯収入に応じた負担額が設定されています。具体的には、生活保護受給世帯や市町村民税非課税世帯(約9割の方)は無料、それ以外の方も月額上限9,300円または37,200円です。
利用期間は原則最大2年間(24ヶ月)で、必要に応じて1年間の延長も可能です。にこにこワークスでは、この期間を使って以下のようなステップで就職を目指します:
- 基礎訓練期(3〜6ヶ月):生活リズムの安定、基礎的なビジネススキル習得
- 実践訓練期(6〜12ヶ月):職場実習、吃音への対処法の習得
- 就職活動期(3〜6ヶ月):企業選び、面接練習、職場見学
焦る必要はありません。あなたのペースで、着実に社会復帰を目指せます。
不安や心配事もここで解決!あなたの気持ちに寄り添います
Q4. 吃音があっても、本当に就職できるのでしょうか?
A. できます。大切なのは「吃音をどう扱うか」を一緒に考えることです。
吃音症のある方の就職率は、適切な支援があれば決して低くありません。にこにこワークスでは、吃音の特性を理解した上での就労支援を行っており、多くの方が希望の職場で働いています。
Cさん(32歳・女性)は、過去に接客業で吃音のことを指摘され、退職した経験がありました。「もう働けないかも」と思っていたCさんですが、にこにこワークスで自分に合った職種の選び方や、吃音があることを前向きに伝える方法を学びました。現在は理解のある企業で、主にメールやチャット対応を中心とした顧客サポート業務に就き、「吃音があっても自分らしく働けている」と話しています。
大阪には吃音症のある方を積極的に採用する企業も増えています。にこにこワークスは、そうした理解ある企業とのネットワークを持っており、あなたに合った職場探しをサポートします。
Q5. 過去に仕事で失敗した経験があります。また同じことにならないか不安です。
A. 過去の経験を活かして、次は失敗しない準備をしましょう。その支援が就労移行の役割です。
過去の失敗は、決してあなたの能力不足ではありません。多くの場合、職場環境と自分の特性のミスマッチが原因です。にこにこワークスでは、過去の経験を丁寧にヒアリングし、何が問題だったのかを一緒に分析します。
Dさん(40歳・男性)は、前職で「電話に出るのが遅い」と叱責され続け、うつ状態になって退職しました。長期ブランク後、にこにこワークスを利用し、自分の強みは文章作成能力にあることを再発見。職場実習を通じて「電話対応が少ない職場」を選ぶ重要性を学び、現在はWebライターとして活躍しています。
就労移行支援では、職場実習という制度があります。実際に働く前に、期間限定で企業での業務を体験できるため、「自分に合っているか」を確認できます。失敗を恐れず、まずは一歩を踏み出してみませんか?
Q6. 職場の人に吃音のことを理解してもらえるか心配です。
A. 職場への理解促進も、にこにこワークスが全力でサポートします。一人で抱え込む必要はありません。
吃音症への理解は、残念ながらまだ十分とは言えません。だからこそ、就労移行支援事業所が間に入って企業に説明することが重要です。にこにこワークスでは、あなたの了解を得た上で、就職先企業に以下のような働きかけをします:
- 吃音症の特性と必要な配慮についての説明
- 「できること」と「配慮が必要なこと」の明確化
- 定期的な職場訪問による状況確認
- 問題が起きた際の速やかな対応
Eさん(26歳・女性)は、吃音のことを「どう伝えればいいかわからない」と悩んでいました。にこにこワークスのスタッフと一緒に「障害特性シート」を作成し、面接時に企業に提示。「電話は苦手だが、メール対応は得意」「緊張すると症状が出やすい」など具体的に伝えた結果、理解ある職場に就職できました。
職場の理解を得るための準備も、私たちが一緒に考えます。安心して相談してください。
具体的なサポート内容を知りたい!にこにこワークスの強み
Q7. 実際にどんな訓練やサポートを受けられますか?
A. 吃音症の特性に配慮した、個別性の高いプログラムを提供します。
にこにこワークスでは、大阪の就労移行支援事業所として、発達障害や精神障害のある方への豊富な支援実績があります。吃音症のある方には、以下のような個別カリキュラムを組みます:
【基礎訓練】
- 生活リズムの安定:規則正しい通所を通じて、就労に必要な生活習慣を整える
- ストレスマネジメント:吃音が悪化する要因を理解し、対処法を学ぶ
- PC スキル習得:Word、Excel、PowerPointなどの基本操作
【コミュニケーション訓練】
- 吃音への対処法:言い換え、ゆっくり話す技法など、実践的な方法を習得
- 報連相の練習:文字ベースや図解を使った伝え方も含めて学ぶ
- 自己理解と説明練習:吃音について、自分の言葉で説明できるようになる
【就職準備】
- 企業研究:吃音のある方が働きやすい業界・職種のリサーチ
- 応募書類作成:強みを活かした履歴書・職務経歴書の書き方
- 模擬面接:吃音があっても自信を持って臨める面接練習
すべてのプログラムは、あなたの状態や希望に合わせてカスタマイズします。無理なく、着実にステップアップできる環境です。
Q8. 就職後のサポートはありますか?
A. 就職後も最長3年半、職場定着をしっかりサポートします。
にこにこワークスの支援は、就職がゴールではありません。むしろ、就職後の定着支援こそが重要だと考えています。就労移行支援では、就職後最大6ヶ月間の「定着支援」が制度として用意されており、その後も「就労定着支援」という別のサービス(最長3年間)を利用できます。
具体的には、以下のようなサポートを提供します:
- 定期的な職場訪問:月1〜2回、職場を訪問して状況を確認
- 企業との調整:業務内容や配慮事項について、必要に応じて企業と話し合い
- 個別面談:職場での悩みや不安を聞き、一緒に解決策を考える
- 緊急時の対応:吃音が原因でトラブルが起きた場合、速やかに介入
Fさん(35歳・男性)は、就職後3ヶ月目に新しい業務(電話対応)を任されることになり、パニックになりました。すぐににこにこワークスのスタッフが企業を訪問し、業務の見直しと段階的な導入を提案。Fさんには事前練習の機会を設け、無理なく新業務に対応できるようサポートしました。現在も安定して勤務を継続しています。
「就職した後も、ずっと相談できる場所がある」という安心感は、社会復帰への大きな力になります。
Q9. 他の就労移行支援事業所との違いは何ですか?
A. 大阪で培った実績と、一人ひとりに寄り添う個別支援が強みです。
大阪には多くの就労移行支援事業所がありますが、にこにこワークスには以下のような特徴があります:
【特徴1:高い就職率と定着率】
にこにこワークスは、発達障害や精神障害のある方の就労支援で豊富な実績があります。吃音症のある方についても、個別の特性に合わせたきめ細かな支援により、高い就職率を実現しています。さらに、就職後の定着支援にも力を入れており、長く働き続けられる環境づくりをサポートします。
【特徴2:多様なバックグラウンドに対応】
18〜35歳の若年層から、長期ブランクのある35〜50代の中高年まで、幅広い年齢層の方が利用しています。「同世代の仲間がいる」ことは、大きな励みになります。
【特徴3:企業ネットワークの広さ】
大阪を中心に、障害者雇用に理解のある企業との強いつながりを持っています。吃音のある方が働きやすい職場を、豊富な選択肢の中から一緒に探せます。
【特徴4:アクセスの良さ】
大阪市内の通いやすい立地で、継続的な通所がしやすい環境です。
まずは無料の体験会で、実際の雰囲気を感じてみてください。「ここなら頑張れそう」と思える場所かどうか、ご自身の目で確かめていただけます。
まとめ:疑問が解決したら、次は行動してみませんか?
ここまで、吃音症のある大人の方からよく寄せられる質問にお答えしてきました。
就労移行支援は無料で利用でき、吃音の特性に配慮したサポートが受けられること、過去の失敗経験があっても、次は成功できる準備ができること、就職後も長期的なフォローがあること――これらを知っていただけたのではないでしょうか。
疑問や不安を感じるのは、当然のことです。むしろ、「本当に大丈夫かな」と慎重に考えられることは、大切な強みです。にこにこワークスには、そんなあなたの気持ちに寄り添い、一緒に答えを見つけていくスタッフがいます。
大阪で社会復帰を目指す吃音症のある方、長期ブランクから再スタートしたい方、発達障害や精神障害と吃音の両方がある方――どんな状況の方でも、まずは相談することから始めてみませんか?
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