障がいのある方の就職と活躍をサポートする大阪の就労移行支援事業所です

06-6543-5577 電話する

メールでお問い合わせ
※フォームに移動します
メール
LINEでお問い合わせ
@iei4287x
LINE

電話受付 9:00~18:00 メール・LINE受付 24時間

-TOPICS-

トピックス&ブログ

就労継続支援B型とは?障害者の自立と社会参加を支える福祉的就労の全貌

「障害や体調の不安があり、一般企業で働くのは難しい」「自分のペースで社会とつながりたい」「働くことで自信を取り戻したい」――このような思いを抱える方々にとって、就労継続支援B型は重要な選択肢の一つです。

就労継続支援B型は、障害や難病のある方が、雇用契約を結ばずに自分のペースで働くことができる福祉サービスです。生産活動を通じて、働く喜びや社会とのつながりを感じながら、自立した生活を目指すことができます。

本記事では、就労継続支援B型の概要や対象者、作業内容、工賃、利用手続きなどについて詳しく解説します。自分に合った働き方を見つけるための参考にしてください。

就労継続支援B型とは

就労継続支援B型は、障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスの一つで、一般企業での雇用が難しい方に対して、就労の機会や生産活動の場を提供するサービスです。

主な特徴は以下の通りです:

  • 雇用契約なし:事業所と雇用契約を結ばず、自由な働き方が可能です。
  • 工賃の支給:生産活動に対する対価として、工賃が支払われます。
  • 柔軟な勤務時間:体調や生活リズムに合わせて、勤務時間や日数を調整できます。
  • 支援体制:スタッフのサポートを受けながら、安心して働くことができます。

対象者

就労継続支援B型の対象者は、以下のような方です:

  • 障害や難病のある方で、一般企業での雇用が難しい方
  • 就労経験があり、年齢や体力の面で一般企業での雇用が困難になった方
  • 50歳以上の方、または障害基礎年金1級を受給している方
  • 就労移行支援事業者などによるアセスメントにより、就労継続支援B型の利用が適切と判断された方

障害者手帳を取得していない場合でも、主治医の診断書などがあれば、障害福祉サービス受給者証が支給され、利用できることがあります。

作業内容と工賃

就労継続支援B型の作業内容は、事業所によって異なりますが、主に以下のようなものがあります:

  • パンやお菓子などの製造
  • 農作業
  • ミシン作業や手工芸
  • 清掃業務
  • 袋詰めや値札付け
  • 簡単なパソコン入力作業
  • 製品の梱包作業
  • 発送作業

工賃は、生産活動に対する対価として支払われます。雇用契約を結ばないため、賃金ではなく工賃と呼ばれ、最低賃金の保障はありません。

厚生労働省の調査によると、令和3年度の全国平均工賃は月額16,507円、時間給にすると233円となっています。地域や事業所によって異なりますが、作業内容や働く時間、日数などにより工賃は変動します。

利用手続き

就労継続支援B型の利用手続きは以下の通りです:

  1. 事業所の選定:インターネットや自治体の障害福祉窓口、相談支援事業所などを通じて、希望する事業所を探します。見学や体験を通じて、自分に合った事業所を選びましょう。
  2. 申請手続き:お住まいの自治体の障害福祉窓口で、利用申請を行います。必要書類や手続きについては、窓口で確認してください。
  3. 受給者証の交付:申請が受理されると、障害福祉サービス受給者証が交付されます。
  4. 利用開始:受給者証が交付されたら、事業所と契約を結び、利用を開始します。

就労移行支援との違い

就労継続支援B型と就労移行支援の主な違いは以下の通りです:

項目 就労継続支援B型 就労移行支援
雇用契約 なし なし
工賃・給与 工賃が支払われる なし
利用期間 制限なし 原則2年間
目的 自分のペースで働く 一般就労を目指す
対象者 一般就労が難しい方 一般就労が可能と見込まれる方

まとめ

就労継続支援B型は、障害や体調の不安がある方でも、自分のペースで社会とつながりながら働くことができる福祉サービスです。雇用契約を結ばずに働くことができるため、体調や生活リズムに合わせて柔軟に働くことができます。

また、工賃が支払われることで、働く喜びや自信を取り戻すことができ、社会参加や自立した生活への第一歩となります。自分に合った働き方を見つけるために、就労継続支援B型の利用を検討してみてはいかがでしょうか。