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うつ病の「回復期」に大切なこと――再発を防ぎ、安心して社会復帰するための過ごし方

「なんとなく元気だけど、不安もある」――それが“回復期”です

「少し気分が落ち着いてきた」「外に出るのが楽になった気がする」――うつ病の治療を続けるなかで、そんな変化を感じるようになる時期。それが「回復期」です。

でも同時に、「本当に治ったの?」「また落ち込んだらどうしよう」「職場に戻れるか不安…」という思いも湧いてくるのがこの時期の特徴。うつ病の回復期は、心身が再びバランスを取り戻していく大切な過程であり、最も“油断しやすい”時期でもあります。

この記事では、うつ病の回復期の特徴や注意点、再発を防ぐための行動、社会復帰に向けた準備などを詳しく解説します。大阪・東京・名古屋・福岡など、全国で利用できる支援制度や就労移行支援の活用法もあわせて紹介します。

うつ病の「回復期」とは?特徴と落とし穴

回復期の定義

治療初期(急性期)を過ぎ、気分や体調に安定が戻り始めた段階。医師によって「そろそろ日常生活の幅を広げていきましょう」と言われることが多い時期です。

主な症状・状態

  • 朝の気分の落ち込みが軽くなる
  • 外出や会話が苦ではなくなる
  • 興味や関心が少しずつ戻ってくる
  • 眠れるようになってくる

回復期に注意すべきポイント

  • 元気になった気がして無理をしてしまう
  • 「もう治った」と自己判断し、薬をやめる
  • 再発のリスクが高いのに、周囲も油断してしまう

ケース:東京在住のCさん(42歳・男性)

3ヶ月の休職後、気分が回復してきたCさんは「復職できそう」と感じていたが、早まって仕事を再開。2週間後に強い疲労と不安感に襲われ、再び休職に。現在は就労移行支援事業所を利用し、段階的なリハビリに取り組んでいます。

うつ病回復期に実践したい8つの行動

1. 医師の指示に従って薬を続ける

理由:回復期こそ脳の安定が必要な時期。
効果:再発リスクを下げ、心の波を穏やかに保てる。

2. スケジュールを詰め込みすぎない

理由:疲労の蓄積は再発の原因に。
方法:予定は1日1〜2件までにとどめ、休息を優先。

3. 睡眠と食事のリズムを整える

理由:自律神経を整える基本の習慣。
方法:就寝・起床時間を固定し、3食バランスよく食べる。

4. 適度な運動を取り入れる

理由:運動はセロトニンを活性化し、気分を安定させる。
効果:散歩やストレッチから始めると無理なく続く。

5. 日記や感情記録をつける

理由:回復の実感や不安の傾向を可視化できる。
方法:「今日は何ができたか」「疲れたこと」などを記録。

6. 信頼できる人と少しずつ関わる

理由:孤立を防ぎ、社会復帰の準備になる。
方法:家族や友人との短時間の会話、LINEでもOK。

7. 就労移行支援を検討する

理由:段階的に仕事のリズムを取り戻せる環境。
効果:職場復帰前の「リワークプログラム」も活用でき、復帰後の定着支援も。

8. 焦らず「6割くらいの力」で行動する

理由:「がんばりすぎ」が一番の再発要因。
効果:「まだ回復途中」という前提で動くことで心が守られる。

Q&A:回復期の悩みに答えます

Q1. 少し元気になったのに、また落ち込むのはなぜ?

A. 回復期は「良くなったり悪くなったり」の波があるのが普通です。悪化ではなく、自然な揺り戻しと考えて大丈夫です。

Q2. いつ職場に戻ればいい?

A. 医師や産業医、支援機関と相談して決めましょう。焦らず、少しずつ「通勤練習」などから始めるのが理想です。

Q3. 家族に「もう元気でしょ?」と言われてつらい

A. 見た目ではわかりにくいため誤解されがちです。感情記録や医師の説明を通じて理解を得る工夫をしてみましょう。

Q4. 就労移行支援って誰でも使える?

A. 医師の意見書や診断書があれば、精神障害者保健福祉手帳がなくても利用可能です。受給者証を市区町村に申請してください。

まとめ:回復期こそ「焦らないこと」が回復を支える

うつ病の回復期は、「治りかけ」であり「一番不安定な時期」でもあります。でも、その不安定さは自然なプロセス。焦らず、少しずつ生活の幅を広げていきましょう。

大阪・東京・名古屋・福岡など全国で、就労移行支援やリワーク支援など、あなたをサポートする制度は整っています。「もう一度働けるかな…」と思ったら、その一歩を誰かと一緒に踏み出してみてください。