「躁とうつの波がいつ来るか分からない」「落ち着いたと思ったらまた症状が出てきた」「次の再発が怖くて仕事に踏み出せない」
そんな不安を感じている方へ。躁うつ病(双極性障害)の“エピソード間隔”には、実はある程度の傾向があります。
初期の躁うつは数年に一度というサイクルが多い一方、再発を繰り返すことでその周期が短くなっていく特徴があります。また、中には「ラピッドサイクラー」と呼ばれる年に4回以上気分が変化する急速交代型も存在し、特別な注意が必要です。
この記事では、躁うつのエピソード間隔の平均的な期間、進行による変化、早期発見のサイン、そして就労移行支援による安定化支援まで、大阪・東京・福岡・名古屋などの都市部での支援情報とともに詳しく解説します。
躁うつ(双極性障害)のエピソード間隔|一般的な傾向と進行の仕方
- 初回エピソードの再発まで:約5年
多くの場合、最初の躁またはうつのエピソードから次のエピソードまでには数年(平均5年)かかります。 - 再発を繰り返すと間隔が短縮
治療や対策を取らずにいると、2回目以降のエピソードが起こるまでの期間が2年、1年と徐々に短くなる傾向があります。 - ラピッドサイクリング:年4回以上の急速交代
気分の波が1年に4回以上切り替わるタイプ。双極性障害全体の10~15%程度に見られ、特に注意が必要とされます。 - 混合状態:躁と抑うつが同時に現れる
躁状態と抑うつ状態が重なる「混合エピソード」は、通常の周期とは異なる波を持ち、発見が難しい場合もあります。
これらの特徴は、自己観察だけで判断するのは難しいため、定期的な通院や記録(日記・気分グラフなど)が推奨されます。