障がいのある方の就職と活躍をサポートする大阪の就労移行支援事業所です

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【鬱で休職中のあなたへ】社会復帰に向けた一歩を踏み出すための就労移行支援

うつ病で休職している方にとって、「このまま社会復帰できるのか」「仕事に戻る自信がない」といった不安は尽きません。特に、再発のリスクや職場環境への不安を抱えながら、次のステップをどう踏み出すべきか迷っている方は多いのではないでしょうか。

「復職を考えるたびに不安で動けなくなる」「職場に戻るのが怖い」「今の自分では働くのは無理だと感じる」——。うつで休職している多くの方が、このような悩みを抱えています。原因は、再発への恐れや自己肯定感の低下、職場からの理解不足などが複雑に絡み合っているためです。

特に、初めてうつで休職した方や、繰り返しの休職を経験している方にとって、「何が正しい選択か」すら分からなくなってしまうことも。そんな中で注目されているのが、「就労移行支援」という制度です。本記事では、大阪・東京・福岡・名古屋など全国の都市で展開されている就労移行支援の仕組みや、実際のサポート内容、利用者の声を通じて、社会復帰の具体的な道筋をわかりやすく解説します。

読み進めることで、「今の自分でもできることがある」「もう一度働く自信を持てる」と感じられるようになるはずです。

就労移行支援とは? 鬱で休職した人が再スタートするための制度

就労移行支援は、障害のある方が就職を目指すための福祉サービスです。うつ病や発達障害、知的障害、身体障害を含む精神障害者が、一般企業などへの就職に向けて、生活リズムの安定、スキルの習得、面接練習などの支援を受けられます。

■制度の背景と概要

2006年の障害者自立支援法に基づき、障害者総合支援法の枠組みの中で始まった制度です。就労移行支援事業所は全国に数千箇所以上あり、大阪・東京・福岡・名古屋といった都市部を中心に展開されています。

■なぜうつ病経験者にも適しているのか?

就労移行支援は、身体的な障害だけでなく「精神障害者保健福祉手帳」があれば利用可能です。うつ病や適応障害で休職している方も、医師の診断書や手帳があれば対象になります。リワークプログラムとの違いは、より“就職”に特化した実践的支援が受けられる点にあります。

■実際の支援内容

  • 生活リズムの調整支援
  • 就労準備(ビジネスマナー、PCスキルなど)
  • 職場体験・企業実習
  • 個別カウンセリング
  • 面接対策・履歴書添削

■よくある誤解

「障害者手帳がないと使えない」「特別な訓練が必要」などの誤解もありますが、就労移行支援は柔軟な支援体制をとっており、自治体の判断や医師の診断があれば利用可能なケースも多数あります。

■Aさんのケース(名古屋在住、30代女性)

うつで2年間休職後、復職に自信が持てず、名古屋の就労移行支援事業所を利用。生活リズムを整えつつ、カウンセリングとPC訓練を受け、半年後に一般企業の事務職に就職。現在も週3回の勤務で無理なく働けているとのこと。

社会復帰に向けた具体的アクション8選

  1. 1. 就労移行支援の利用相談をする
    うつで休職中でも、最初の一歩は「話を聞いてみる」こと。無料相談を実施している事業所も多く、初回面談で利用対象かどうかの確認も可能。実際に足を運ぶだけで、見通しが立つこともあります。
  2. 2. 主治医と復職・就労について相談する
    「働ける状態かどうか」の判断は主治医と行うのが基本。体調の安定と見通しがあれば、就労準備が進めやすくなります。
  3. 3. 障害者手帳の取得を検討する
    手帳があると、就労移行支援の利用がスムーズになり、就職後の職場配慮や支援も受けやすくなります。等級や申請手続きは自治体で確認を。
  4. 4. 自分の「働く上での困りごと」を整理する
    過去の職場でつまずいたポイント(人間関係、環境変化、業務負荷など)を紙に書き出すだけでも、支援者との共有に役立ちます。
  5. 5. 生活リズムを整える
    毎朝同じ時間に起きる、外に出る習慣を作るなど、体内時計を整えることで“社会復帰の土台”ができます。Aさんは散歩習慣を取り入れてリズムが安定しました。
  6. 6. 小さな目標を立てて達成していく
    「週2回外出」「1時間だけ作業する」など、達成感を積み重ねることで、自己肯定感が回復していきます。
  7. 7. SNSやネット掲示板から一度距離を置く
    ネガティブな情報や比較で心が疲弊することも。特に休職初期は、自分の回復に集中する環境を整えることが重要です。
  8. 8. 就職後の支援体制も確認する
    就労移行支援では、就職後も6ヶ月間の「定着支援」が行われることが多く、不安なときの相談先があるだけで安心感が得られます。

よくある質問Q&A

Q1. うつでの休職でも「障害者枠」で働くことになるの?
A. 必ずしも障害者雇用枠とは限りません。体調が安定し、職務内容が一般就労と合えば、通常枠での採用も可能です。支援者と相談しながら最適な形を選べます。

Q2. 就労移行支援って、毎日通う必要がありますか?
A. 通所頻度は体調や状況に応じて調整可能です。最初は週2〜3回から始める人も多く、徐々に慣らしていく形が一般的です。

Q3. もう40代だけど、今さら利用しても大丈夫?
A. 就労移行支援は18〜65歳が対象なので、中高年の利用も問題ありません。特に長期ブランクからの社会復帰を目指す方には心強い制度です。

Q4. うつは“自分の甘え”じゃないの?
A. いいえ、うつ病は医学的に認められた心の病です。甘えや根性論では解決しません。回復には適切な環境とサポートが必要です。

まとめ

うつで休職中の方が社会復帰を目指すには、「焦らず、確かなステップを踏むこと」が何より大切です。就労移行支援は、そうした回復と就職の架け橋として機能します。大阪・東京・福岡・名古屋を中心に、各地に支援機関がありますので、まずは無料相談から始めてみてください。

一歩踏み出すことで、「働くこと=苦しいこと」という思い込みが変わるかもしれません。自分のペースで、未来を描いていきましょう。