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ADHDと計画性――「うまくやる」より「うまく付き合う」

ADHD(注意欠如・多動症)の特徴の一つに、「計画を立てることや、それを実行することが苦手」という点があります。これは単なる怠けや努力不足ではなく、脳の特性によるものです。しかし、計画性が求められる場面は日常生活に数多く存在します。そこで、「計画を完璧に実行する」ことを目標にするのではなく、「計画と上手に付き合う」ことを意識してみると、日々の困難が少しずつ和らぐかもしれません。

なぜADHDの人は計画を立てるのが難しいのか?

 

ADHDの人が計画を立てるのが苦手な理由はいくつかあります。

 

  1. ワーキングメモリの影響 ADHDの人は、頭の中で情報を保持しながら作業を進める「ワーキングメモリ」が弱い傾向にあります。そのため、計画の細かい部分を忘れてしまったり、全体像を見失ったりすることがあります。
  2. 時間感覚のズレ ADHDの人は時間を正確に把握するのが難しく、「今やるべきこと」と「あとでやるべきこと」の区別がつきにくいことがあります。その結果、締め切り直前まで手をつけられなかったり、逆に一つの作業に集中しすぎて他のタスクを忘れてしまったりします。
  3. 優先順位をつけるのが苦手 重要なタスクを見極めるのが難しく、あれもこれも同じように見えてしまうことがあります。結果として、簡単なことから手をつけてしまい、大事な仕事が後回しになってしまうことも。

 

 

計画と上手に付き合うためのコツ

 

ADHDの人が計画性を補うために役立つ方法をいくつか紹介します。

 

  1. 視覚化する 頭の中だけで管理するのではなく、手帳やアプリを活用してタスクを「見える形」にするのが有効です。特に、色分けやアイコンを使うと、直感的に理解しやすくなります。
  2. 小さなステップに分ける 計画を大きな塊のまま考えると手をつけにくくなります。タスクを細かく分解し、「5分でできること」から始めると、スムーズに進めやすくなります。
  3. リマインダーを活用する アラームやリマインダーを設定し、適切なタイミングで知らせてもらうのも効果的です。締め切り直前ではなく、「作業を開始する時間」にアラームをセットすると、先延ばしを防ぎやすくなります。
  4. 完璧を求めすぎない ADHDの人は「計画通りにできないからダメだ」と思いがちですが、多少ずれても大丈夫だと考えることが大切です。「完璧」よりも「進めること」を優先しましょう。

 

 

まとめ

 

ADHDの人にとって計画を立てることは確かに難しいですが、それに振り回される必要はありません。「計画を守る」よりも「計画と上手に付き合う」ことを意識し、自分に合った方法を試してみることで、少しずつ生活が楽になっていくはずです。

無理に「普通」に合わせるのではなく、自分の特性を理解しながら工夫を重ねることで、計画との付き合い方を少しずつ改善していきましょう。

 

 

 

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