就労移行支援事業所 にこにこワークスの強みのひとつとも言えるのが、実際の事務補助体験を行う事ができるという点にあります。
これだけではありませんが、グループ会社として社会保険労務士事務所があるので、あらかじめ実習の日程を伝えしておく事で、利用者さんの職場体験ができる様に段取りしてくれます。
「事務職」と聞いてどの様な事を思い浮かべますか?
少し厳しい意見で言えば、テレビドラマの様な事務職はほとんどありません。
では、実際に事務職とはどんな事を行う場所なのでしょうか?
文字通り「事務」です。
事務職にもいろんな作業内容が含まれます。
そして部署を設けている会社であれば、部署ごとに業務内容が変わります。
事務職の求人をご覧になられた方なら、少し目にした事があるかも知れません。
求人内容のところに「補助業務」という言葉がついていることありませんでしたか?
「事務補助だから、事務とは違いますよね?」と、聞かれる事があります。
ここは勘違いされやすい部分になります。
事務補助だって立派な業務です。
「補助」だから作業レベルが低いのか?
そんな事ありません。
事務に関わる仕事をするという事は、会社の書類等を触るという事になります。
少なからずとも個人情報を扱います。
現在(いま)の時代、個人情報には本当に気を使う世の中ですよね?
って事は、たとえ事務補助で就労したとしても、立派な会社の従業員です。そこには、契約や個人情報漏洩に関して、きちんと守秘義務がうまれます。
そう考えると、シュレッダーやゴミ回収ですら、細かな気配りが必要になります。
そこをおろそかにする事が許されない可能性だってあります。
どんな小さな事もプロ意識を持つ事で唯一無二の従業員になると思います。
就労移行支援事業所 にこにこワークスでは、挑戦する事を応援したいと思っています。
事業所で挑戦できそうな事は、思い切ってスタッフへ相談してもらってかまいません。
仕事はできる、できないの2択から始まります。そして、配慮事項ばかりに目を向けがちですが、逆に自分の強みを仕事で活かす事を考えれば、もう少し視野が広がるかも知れません。
広げすぎたならスタッフが絞っていきます。(そこは現実的な問題もあるので(笑)
今回、大阪なんばにあるグループ会社の社会保険労務士法人 渡辺事務所では、毎月発送されるお客様への請求書やご案内の封入作業をおこないました。
「たかが封入作業」ではなく、「この一通が大切なんだ」という気持ちで丁寧に作業を進めていく事で、
細かな作業が苦手だったり、集中力に自信が無い方も仕事を違う角度で捉える事ができる様になるので、
試してみる価値はあると思います。
今回はたまたま事務補助でしたが、次回別の企業さんで実習を行う際には、気持ちを込めて作業に取り組んでみてはいかがでしょうか?