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夏の終わりと子守歌

こんにちは。大阪市 西区 就労移行支援事業所 にこにこワークス の加賀瀬です。 

【夏の終わりと子守歌】 

お盆が過ぎて夏休みも終わりに近づいたころ、私の頭の中で森山直太郎の「夏の終わり」の或るフレーズだけが、グルグルと壊れたレコードのように回り始めました。 

皆さんはよく知っている歌でしょうが、私にはこの歌のサビと云われるフレーズしか知らないのです。だからこのフレーズに続く歌詞を知りません。 

しかし私の頭の中では何とかして次の歌詞を知りたいと熱望しています。そのため私の頭の中ではこのメロディーに自然につながる歌詞が浮かんでとても自然な形でこんな歌が出来上がりました。 

「夏のおわり~ 夏のおわり―には 子も泣くし~」 と続くのです。 

なんのこっちゃ。意味は通じないでしょう。「子も泣くし~」はよく知っているメロディーです。しかし何という曲か思い出せません。

最初は「五木の子守唄」かと思って歌ってみましたが、どうもメロディーが合いません。インターネットで調べてみました。 

分かりました! 「竹田の子守唄」です。 

竹田の子守唄はフォークソングとして「赤い鳥」などが歌って広まった歌ですが、本をただせば京都地方の被差別部落に伝わる題名のない子守唄だったようです。たまたま京都は伏見区の竹田地区で歌われていたのを採取したことから、「竹田の子守唄」となったようです。 

「守りも嫌がる 盆から先にゃ 雪はちらつくし 子も泣くし」 だったのです。

 これが「夏のおわり」のサビの部分にくっついて、私の頭の中でぐるぐる回転していたのです。

皆さんも一度口づさんでみてください。とてもすんなり続くフレーズだと思いませんか。

竹田の子守唄とわかった時、私の頭は「スッキリ」しました。 

森山直太郎の「夏のおわり」のサビのメロディーには切なさを感じます。 そこに「竹田の子守唄」のえも言われぬ哀切な詩とメロディーが自然に溶け合ったもののように私は感じました。

私は時々このような二つの曲が一つに重なることがあります。うろ覚えの歌詞や、メロディーのつながりが時としてこのような状況を作り出します。みなさんにはこんな経験はありませんか? 

8月も2/3が過ぎました。猛烈な暑さがほんの一瞬途切れ、秋がチラッと顔を出したときに思った感想です。本当の夏のおわりはもう少し先になるでしょうが、その頃にはある種の寂しさが伴うような気がします。以上、加賀瀬のたわ言でした。