こんにちは。大阪市 西区 就労移行支援事業所 「にこにこワークス」 の田中です。
利用者Aさんの卒業式の話の第2弾です。
昨日お伝えしたSSTの後、卒業式を行いました。始まりは、Aさんの担当が私だったのでAさんのにこにこでの歩みを年表形式で発表しました。ただ、発表するだけでは面白くないのでAさんのことをいじったり、Aさんの歴史に合わせて世間の珍事も伝えたりするなど遊び心も入れて、Aさんが爪跡を残せるよう協力できたと思います。
次は、Aさんと比較的付き合いの長い利用者さんが、他の利用者さん達を代表してコメントして下さいました。利用者さん同士の繋がりが与えてくれる力は本当に大きいと思うので、コメントを下さった方はもちろん他の利用者さんにも感謝の気持ちで一杯です。
その後は、スタッフのコメントを挟んでAさんからのメッセージの時間です。
事前に話すことは用意されていたようですが、『用意したものよりその時の自分の思いをきちんと伝えたい』とのことでした。その為、「うまくいかなかった」と悔やんでおられました。ただ、上手な言葉で伝える=思いが伝わる、ではないと僕は思います。Aさんの真摯な姿勢や表情、話し方などから気持ちは十分伝わったと思うのでAさん自身の伝え方をしていて良かったと感じました。
このようにして無事卒業式を終えることができ、Aさんも「こんなに笑ったのは久しぶりだった。」と仰って下さり爪跡も無事残せたようです。
来週月曜日は、Aさんの勤務初日に同行したので、その様子についてお伝えしていきたいと思います。